sogyosoudan’s blog

経営支援機関での創業相談日記です。

創業補助金申請書の書き方

本日の創業相談は創業補助金の申請書の書き方に関する相談でした。

相談者プロフィール

年齢性別:30代女性(既婚)

業種:サービス業

顧客ターゲットとサービス概要:キッズエリア等の子供向け施設の運営

当面の年商目標:売上500万円、利益300万円程度

創業補助金とは

平たくいうと、創業初期段階にかかる各種経費のうち3分の2までを国が補助してくれるという制度。

例年、上限額は200万円。なので、300万円以上の対象経費を使った場合は200万円が補助されるということですね。

 

こちらは既に終了した平成28年度創業・第二操業促進補助金のページ

※2017年2月現在は既に公募締切済

sogyo-hojo-28.jp

今年は3月か4月頃から募集開始か

2016年の公募期間は4月1日から4月28日の一か月間。

今年もほぼ同じくらいの公募期間になると考えられます。

一カ月で事業計画書を書く?

これ結構難易度高いので、創業補助金を狙う方は、極力早めに準備することをお勧めします。

特定創業支援を受けていないと申請すらできない

この補助金に申請するには、各市区町村で開催される特定創業支援を受けておく必要があります。

特定創業支援とは、例えば商工会議所や金融機関等の支援機関が開催する

  • 創業セミナー
  • 個別相談会

などへの参加です。

これらに参加し、各市区町村から修了認定を受けることで、ようやく創業補助金に申請することができるようになります。

 

ご自身の地域が特定創業支援を行っているかどうか、以下でチェックできますので確認してみてください。

www.mirasapo.jp

なお、創業補助金申請時に特定創業支援を受けていない場合は、採択後に必ず創業支援事業を受ける必要があります。

これを受けない場合、せっかく採択されてもお金がもらえません。

創業補助金の書き方ポイント

今日の相談者には、申請書に何を書くべきかお話させていただきました。

※毎回2時間のコマで行っているため、今回は以下のところまで。

エグゼクティブサマリ(概要)

僕自身、支援機関でいくつもの事業計画書を見てきました。それは、補助金申請書用の計画書であったり、ビジネスプランコンテスト用のプレゼン資料であったり。。

いずれにしても、落ちる書類には共通点があり、その一つが

何を言っているのかわからない!

といったもの。

書類の要所にいろんな人やモノやお金の流れが局地的に展開されており、全体としてスッキリとしていない書類。実際に審査していると、そのような書類が結構多いんです。

理解不能だったり、理解に時間がかかる書類は不採択になる確率が高いと考えたほうがよいですね。

これを回避するには、簡単な図説でよいので、エグゼクティブサマリをつくること。

顧客は誰なのか、顧客以外の登場人物は誰がいるのか、提供するサービスは何なのか、それをどこで販売するのか、誰からどのような性質のお金をもらうのか

いわゆるビジネスモデルを整理し、最初に書いてあげましょう。

冒頭に簡単でもいいのでこの記述があると、以下の文章が読み進めやすくなります。

顧客課題/ニーズ

はい、これも重要です。

顧客がいないとビジネスは成立しません。

正確には、課題やニーズを持った顧客がいないとビジネスは成立しません。

誰のどんな課題を解決する必要があるのか、明確に書きましょう。


提供体制

ビジネスモデルと顧客ニーズを示した次の問題として、発生する質問は、

「面白そうですね。で、それどうやってやるの?できるんですか?」

案件が面白くても、提供できるノウハウや知識、人脈など、事業運営に関する経営資源がなければビジネスは動きません。

補助金審査のポイントのひとつに「実現可能性」という項目がありますが、コレが正しく実現可能性のひとつとなります。

特に創業補助金の場合、新たにビジネスを始める方が対象なので、審査側も「実現可能性」は入念に審査します。

例えば、カフェを新規で起こす場合、調理はできるのか?、仕入先は確保しているのか?、等は必ず聞かれる問いでしょう。

他との違い

前までに挙げたビジネスモデル(何やるのかわかる)、顧客課題/ニーズ(顧客はいるのか=ビジネスに成り得るのか)、提供体制(出来るのか)の後の質問は、

「他と比べてどうなの?」

です。

他とは、競合他社(競合他社がいない場合は同類の価値を提供している他社(代替サービスともいいます))を指しています。

サービスが提供できることと、持続的に提供し続けることは違いますからね。

他との違いがあり、かつその違いが顧客ニーズを捉えているものでなければ持続的に事業を運営していくのは難しいでしょう。

なので、「他との違い」は必ず重要なのです。

 

今日の版書

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